香田さん殺害でイラク派遣延長について政府が揺れている、という話ですが。どうでしょうねぇ。「自衛隊の安全は確保している」とか言ってますけど、そもそも「自衛隊自身が殺されることを前提にしていない」派兵なんですよねー。なぜなら復興支援であって占領支援ではないからです。イラクには暫定政府が立っていて、そこからの要請という形をとっているんでしたっけ?だからイラク自身が望んで自衛隊に来てもらってるんですよー、っていうのが建前。望んで来てもらってるんだからよもや殺されるようなことはあるめーよ、と。そう言いながらもオランダ軍から守ってもらってる。自ら作り上げた建前を自ら壊して平然としている。
こんな程度の問題で揺れることそれ自体が、派兵に何の信念も無いことを露呈してるんだ。

「世論がどうなるかわからない」(自民党幹部)

自己責任で勝手に入った人間が自殺同然で勝手に死んだだけだろう?それと国家政策とは何の関係も無いんだろう?この程度の話で「どうなるかわからない」、そんな信念で"復興支援"してるんなら、何より政治の道具として行き当たりばったりに使い捨てられる自衛隊がかわいそうだっつーの。これ、てめーらに言ってるんですよ。自民党幹部とやらは世論のせいにして自分らの追従責任をごまかすような云いをしてますが、実際建前どおり民主主義なのなら、自衛隊派兵は国民が望んで政府が実行したわけですからね。てめーら適当にやってんじゃねーよと。



また、J-RCOMの神浦さんのコメントが情けねーのなんのって。

自衛隊の派遣延長の見直しは、サマワの宿営地内に砲弾が着弾したときが、最初の見直しタイミングのはずだった。しかし新潟中越地震の発生と混乱で、そのような見直しを行うチャンスを逃してしまった。次は米国の大統領選挙の行方だが、ブッシュなら派遣延長が決定で、ケリーなら見直し作業が本格化するはずである。

 さらに神崎代表が言うように、12月14日の期限直前の治安状況が見直すタイミングとなる。もしサマワで攻撃を受けて自衛隊員に死傷者が出たり、拘束される事態が発生すれば、延長が中止になることは必至である。

なぁ。アメリカの意向と成り行き的に一人二人殺される殺されないで、ころころ立場を変える日本の政策。復興支援やアメリカ同盟の忠誠とやらになにかしらの"正義"を確信してるんだろう?ちゃんとやりきれっつーの。